「言い訳」と「説明」を混同している人がいます。
遅刻した理由を「目覚まし時計が鳴らなかったから」というのは言い訳。
言い訳の裏には「誰かのせいにしたい」「仕方がなかったんだ」という責任逃れの意識が隠れているものです。
そうではなく、ちゃんとした理由があるのならそれをきちんと「説明」しなければなりません。
社会心理学に「帰属理論」というものがあります。
たとえば何をやってもうまくいかない人は、できない理由として「会社が悪い」「上司が悪い」「物の性能が悪い」…と自分以外のところに原因を求めます。
そして、自分の努力不足は認めずに、言い訳ばかりしてしまうのです。
どんな仕事にも難しいことはあるものですが、できない理由、面倒な理由を正しく説明することができず、他人や物のせいばかりにしていては、自分の進歩はありません。