仲の良い夫婦や恋人は、どことなく話し方やしぐさが似ていることがあります。
また、好きな人、尊敬する人のしぐさや口調が、いつの間にか自分にも移ってしまうこともあります。
自分では気づかなくても、他人の話し方など聞いていると気づくことがあるでしょう。
これを心理学的には「シンクロニー現象」と言います。
この現象は、逆に相手の真似をすると、好意を持たれやすくなるという傾向もあります。
そのため、嫌いな相手には、反発するより同調すべきなのです。
つまり、どんなに嫌な相手でも否定する気持ちを持つと、それが相手に伝わり、ますますつらく当たられてしまうのです。
相手を嫌えば嫌うほど、相手もエスカレートして嫌われるような態度を繰り返してしまうというわけですから、どこかで折れなければ終わりません。